自分のアタマで考えよう(ちきりん)を読んで考えたこと②

第1章は、「最初に考えるべき『決めるプロセス』」。

 

洋服を買うときに、どれにしようかな?あっちもいいな、こっちもいいな…と言っていて、時間をたくさん使っている人は多いでしょう。

 

一番大事なことは、洋服を買いに出かける前に、「意思決定のプロセス」を明確にしておくことです。

 

例えば「1万円以上のものは買わない」とすれば、ブランドものに目がいかなくなります。

 

この「意思決定のプロセス」をはっきりさせておかないと、永遠に情報を集めたり、悩んだりしてしまいます。何も決められなくなるのです。

 

筆者は「考える」ことを「インプットをアウトプットに変換すること」と定義しています。ですから、様々な情報を得るのも、情報を加工するのも、情報を分析するのも全て「考える」には当てはまりません。「考える」とは、「結論を出す」だからです。

 

正確に言えば、「考える」=結論を出すのだから、意思決定プロセスを決めることは「考える」ための前提条件となるのでしょう。ただ、意思決定プロセスを「決める」こと自体も「考える」に入るのです。

 

例えば、「どんな服を選ぼうかな」→「1万円未満のものにする。1万円以上の服は買わない」とする意思決定プロセス自体も「考える」ことなのです。では、どのように意思決定プロセスを決めればよいか、それはまだこの章には書かれていません。この続きの章に書かれているかもしれません。

 

さて、ここまで読んでいてお気づきの通り、私の上記の文章は「考える」ではありません。ただの書籍の内容を言い換えているだけだからです。作業です。

 

結論を出しましょう。どんな結論かって? この章の主張に賛成かどうかです。

 

結論は「賛成」です。

 

最近、自分の職場で同様のことがあったからこそ、「意思決定プロセスを最初に決める」メリットを感じます。

 

それは会議です。来年度の職場の方針を決めることになったのです。が、これが紛糾しました。「もう一度各部で話し合ってきて。」や「それはアンケートの結果を見てみないと何とも言えない。」「○○さんは何と言っているの?」などなど。

 

最初に決めるべきは「意思決定のプロセス」でした。

 

思ったのは、会議で「意思決定プロセス」を提案できる人は一目置かれそうだということ。情報提供は皆できます。分析もまあまあの人ができます。ですが、「いろいろなご意見が出ましたが、どのように決めるべきかをまず決めましょう。例えば我が社の最大の課題は~で、目標は~ですから、その目標を最も達成できそうなものを選ぶべきでは?」など。

自分のアタマで考えよう(ちきりん)を読んで考えたこと➀

ちきりん氏の本はどれもおもしろいですね。

 

特に四部作(自分のアタマで~・自分の時間を~・マーケット感覚を~・自分の意見で~)はどれも何回も読み直しています。マイベストは「自分の時間を取り戻そう」です。

 

それぞれの書籍のタイトルは、実はここ数年のテーマにもしています。一昨年は「自分の時間を取り戻そう」でした。生産性を高めるために日夜奮闘していました。昨年は「マーケット感覚を身につけよう」。難しかったです。全然できませんでした。

 

さて、今年。

 

「自分のアタマで考えよう」です。

 

せっかくなので章ごとに考えたことをまとめていきます。

 

今日は序章「『知っている』と『考える』はまったく別モノ」。

 

簡単に言えば、知識と思考を分けましょうということ。筆者は具体例として、プロ野球ファンの年齢構成を表すグラフを提示。データから考えられることは、実は知識に依っていないか?と述べています。

 

私が特に印象に残ったのは「知識は過去において、他の人がその人の頭で考えた結果」というフレーズです。

 

ニュースでよくあるなあと思います。

 

教育界では非常に多くのデータがありますので、考える材料には事欠きません。最近のニュースの中で、「他の人がその人の頭で考えた結果」をそのまま信じそうになった事例を挙げます。

 

それは、PISA2022の結果です。

 

次のようなグラフが国立教育政策研究所から出されています。

見事なV字回復。

 

OECD加盟国の中では2位とのこと。素晴らしいですね。

 

報道の中で、文科省が「新学習指導要領を踏まえた授業実現が進んだ」的なことを言っていたようです。他の人が考えた「知識」です。そのときは、「まあ、それは確かにそうかもね」と思いました。

 

確かに、現場でもそんな授業を模索しています。

 

が、しかしですね。コロナの忙しい中、そのような授業をできた学校は一握りでしょう。調査をしたのは2022年の夏。指導要領の全面実施(中学)は2021年です。1年間でいきなり授業が変わったと思いますか? いやいや、無理でしょうね。

 

それよりも先のグラフをもう一度見直して思うのは、凄まじい乱高下です。今年のV字回復はただの「平均への回帰」では?そんな気がします。別に何か日本が取り組んだわけではない。

 

日本のこの乱高下が示すのは、読解力に関してはきっと対策をしているんだなということ。テストは対策をすれば上がります。対策をしなければ下がります。2003年や2006年に一気に読解力が落ち、「これはまずい!」と思った官僚が一生懸命に方々に働きかけた結果、点数が上昇。その後、「やれやれ、上がってよかった。ひと段落」と思いきや、2018年にまた下がる。

 

きっとこれからもこの繰り返しでしょう。

 

つまり、日本の読解力はOECD平均よりはちょっと上…ぐらいのものだと思います。

 

この章のポイントは「知識と思考を分ける」ですが、言い換えれば「他の人が考えたことを鵜呑みにしない」でしょう。ちきりん氏の本は、どれも「あなたはどう考える?」が根底にあるように思います。

 

・・・

 

「本を読んで考える」とは、本に書かれていることに「賛成?反対?」や「納得?そうでもない?」を考えるだけではないと思います。むしろ、自分の身の回りのことにひきつけて、本に書かれていることを応用してみる方が力になるのではないでしょうか。

 

次回は第1章の話をします。

来年の目標は年内に決めよう

いよいよ2023年も終わります。

 

今年達成したかったことはいくつ達成できたでしょうか?

 

私にとって、大きな目標の1つが

「1万回読み聞かせを2023年中に達成する」

でした。

 

見事、達成できました!!

 

よかった、よかった。

 

なぜ達成できたのかはおいおい記事にまとめるとして。

 

来年の目標はいつ決めるのか?

 

この問いには、新年になってからと答える方が多いでしょう。

 

が、私は「旧年中に決める」のがポイントだと思います。

少しでも早くスタートダッシュをしておくと、新年を迎えてからもその勢いで進めることができるからです。

 

というわけで、私の来年の目標は以下の通り

 

➀毎月1回は感動体験をする

(2023年、オーケストラの演奏を聞いて、「こんな素敵な体験を毎月したい!」と思ったから)

スマホ視聴時間を週4時間以下にする。

(今年のスマホ視聴時間は週平均5時間を超えていました。なんとかしないとね)

③FP3級をとる。

(お金の勉強はきっと役に立つ)

④論文を1本書く。

(ここ2年間連続して書いています。日々の実践が意図的計画的になる)

⑤ブログPV1日平均100

(少ない?いやいや、自分には妥当)

 

全ての目標に数値を入れて、測定しやすくしました。➀の感動体験だけ主観が大きいかなと思いますが、まあいいかなと。

今年度良かった時間の使い方ベスト3

買って良かったものランキングはしばしば見かけます。時間の使い方も見直すといいと思います。というわけで今年度良かった時間の使い方ベスト3。

 

(時間の長短や掛かった費用の大小ではなく、その時間が自分にとって価値あるものだったか?が基準)

 

3 ディズニーリゾート

 久しぶりにディズニーランド&シーに行きました。3泊4日。第二子が生まれそうなので、次は数年先になりそう。

 正直、ディズニーはそこまで好きではありません。が、あれだけの演出や設備を見ると、「やはりディズニー恐るべし」となります。

 あれだけ多くの従業員をどう教育しているのかな?なんて気になりました。

 息子はとても楽しそうでした。家族のいい思い出になりました。

 

2 実家に何度も子供を連れて行ったこと

 すごくよかったですね。何がいいかって、子供の面倒を両親が喜んで見てくれたこと。その間、まったりとした時間を過ごせました。往復1時間半かかりますが、ちょうどいいドライブです。これから月に1回程度、息子を連れていきたいと考えています。

 

 

1 オーケストラのコンサート

 大阪に聴きに行ったオケのコンサートがとても良かったのでランクイン。

 遠征費用、チケットの値段、ともにそれなりにしましたが、プライスレス。なんといってもブルース・リウによるショパンピアノ協奏曲1番は絶品でした。こちらは「今年価値あるお金の使い方ランキング」でもランクインしました。お金と時間の使い方のランキングは、ある程度一致するのだなと思います。

 

 

粗大運動と微細運動を

小学校の特別支援学級の担任をしていたせいか、小さいうちから体全体を使って遊ぶことの大切さを身に染みています。

 

いわゆる粗大運動です。

走ったりジャンプしたり、ボールを投げたり蹴ったり、身体全体を使う運動のこと。

粗大運動を充分にしていないと、バランスが悪くなったり、ぎこちない体の使い方になったりします。

だからこそ外遊びは大事です。家にロディやジャングルジムを置いているのも粗大運動を促すためです。

 

もう1つ大事な運動があります。

それが微細運動。

手先を上手に使う運動です。手先が器用な人は微細運動が得意と言い換えることもできます。

 

息子はわりと手先を細かく動かすのが好きなようで、小さいものをよくいじって遊んでいます。微細運動に前向きに取り組んでいていいなと思います。(逆に外でダイナミックな遊びをあまりしたがらないので困りますが)

 

小学校で働いていると、学校は微細運動を充分にしてきた子にとって有利な環境だなと感じます。鉛筆で書くことも、はさみで切ることも、手芸をすることも、微細運動ですからね。

 

どちらも鍛えましょうという話です。

 

今年最も良かったお金の使い道

ベスト3

 

第3位:ディズニーのレストラン(シャーウッドガーデン&オチェーアノ)

 

先日、ディズニーランド&シーに行きました。ホテルはエミオン。バスがたくさん出ていて便利でした。ホテルは比較的安くて良かったのですが、この旅行で素晴らしかったのはディズニーのレストラン群です。もちろんディズニーですので、お高めですが、内容は見事。特にビュッフェ形式のシャーウッドガーデン&オチェーアノの料理はどれも本当においしかった。

 

個人的には、オチェーアノのカレーときのこのスープがお気に入りです。息子はシャーウッドガーデンの冷製ポタージュを何杯もおかわりしていました。2歳児だったので食事は無料。しかもソファー?のようなところで食事をさせてもらい、ありがたかったです。

 

第2位 トイサブ

 

これは昨年もランクイン。

2か月に1回、4000円(?)で数品のおもちゃが届くサブスクリプション

 

いいところは4つ。

・余計なおもちゃを買わなくなる。

・年齢・月例におもちゃが家の中にある状態になる。

・おもちゃはトイサブのみ。だからおもちゃが増えない。

・自分が買わないようなおもちゃ・手に取らないようなおもちゃに出合える。

 

もう一歩というところがあるとすれば

・おもちゃの交換は1ヵ月半に1回ぐらいでもいいかも。

・あまりに高いおもちゃは来ない。おもちゃのレパートリーは広がるようで、実は限定されてしまっているかもしれない。

・小さい部品が多いおもちゃは片付けが大変&返品が大変

 

でも総じてみれば良い買い物。

 

 

第1位 ブルース・リウのコンサート(ショパンのピアノ協奏曲1番)

 

大阪に出張に行った帰りに、ブルース・リウのコンサートに行ってきました。

 

S席を取ったので、値段は1万円以上しました。が、今までの人生史上に残る素晴らしい演奏会でした。生演奏って素晴らしいですね。新型コロナでほとんど演奏会に行けていなかったせいもあるのでしょうが、感動はひとしおでした。

 

生演奏を聴くと、その曲も一層好きになりますね。今後の人生の愉しみが増えた時間でした。

 

 

逆に残念だったお金の使い道

 

スーパー銭湯 

 

 近場のスーパー銭湯に行ってみました。750円。半日年休をもらって行ってみました。目的はストレス解消です。

 

 が、自分に銭湯(というかお風呂)は合わないのだと分かりました。ストレス解消・体力回復のために行ったのに、逆に疲れてしまったからです。

 

 平日なのに意外と人がいて(主に高齢者)、精神的にあまり休めなかったのも理由の1つです。750円払って疲れるのはどうなのかなーと。

 

 でも世の中の人は、銭湯好きが多いですよね。うらやましいなと思います。

ディズニーは外国人に優しいのか?

先日、ディズニーシーとディズニーランドに行きました。ハロウィンイベントで盛り上がっていました。

 

前回、ディズニーに訪れたのがコロナ禍の真っ最中だったため、外国人観光客はほとんど見かけませんでした。しかし今回は結構、外国人観光客が多かったように思います。ただ、ディズニー(東京)は外国人に優しくないよねと感じたことが結構ありました。

 

最大の理由は、もちろん言語です。駅の場合、英語や中国語などで看板が書かれたり、アナウンスされたりします。かたやディズニーは、看板こそ英語表記がありますが、アトラクションの説明をするキャストの方々はもっぱら日本語で説明します。説明に関して言えば、視覚情報よりも聴覚情報の方が多い印象を受けました。

 

「ただいま美女と野獣の待ち時間は90分となっております。」

「これからジャングルクルーズに出発!」

「手荷物検査をしますので、バッグの中を見えるようにしてください。」

等々。

 

外国人は分かっていないだろうなと思いました。アトラクション自体は、日本語の説明がなくても楽しめるものもあります。イッツアスモールワールドであったり、プーさんのハニーハントであったり、乗り物に乗っているだけで幸せな気分になれます。ですが、タートルトークなんかは全く分からないでしょう。(日本語で亀がしゃべるアトラクション)

 

アトラクションに乗るまでも大変ですね。ディズニーは様々なルールがあり、日本人の私でもとても完全には理解できていません。DPAであったり、アーリーエントリーであったり。私などは、開園直後から、みんななぜ地べたにシートをひいて座っているの!?と思ったぐらいですから(パレードのため)。不文律とまでは言いませんが、マニア化しすぎてはいないか?と思います。まして外国人にとっては訳わからないのではと。

 

キャストの方々の英語能力はどうなのかなーと思っていたら、興味深い場面に出くわしました。

 

ディズニーには、乳幼児のためのおむつ交換ができる場所があります。そこに2歳の子を連れた外国人親子が来ました。どうやら唇が切れてしまったようです。氷で冷やしたいのですが、うまく日本語で伝えられず、困っていました。そこでキャストの方が取り出したのがポケトークです。簡単に言えば、翻訳機械ですね。かなり優れた機器で、私も仕事場で使ったことがあります。「なるほどねー。」と思いました。外国人の方もキャストの方も、言いたいことが伝わったようで安堵の表情でした。

 

キャストの方一人一人の英語力を向上させるよりも、今は便利な機械に頼った方が効率的ですよね。

 

総じてみて、東京ディズニーは外国人に優しくないのが私の結論です。

ただ、別に優しくする必要があるのか?と聞かれたら、NOというのも私の結論です。

 

なぜって? 黙っていてもディズニー(オリエンタルランド)は稼げるからです。外国人の方に来ていただくても大丈夫ですよ~と言っている感じがしました。強い企業ですね。