ディズニーは外国人に優しいのか?

先日、ディズニーシーとディズニーランドに行きました。ハロウィンイベントで盛り上がっていました。

 

前回、ディズニーに訪れたのがコロナ禍の真っ最中だったため、外国人観光客はほとんど見かけませんでした。しかし今回は結構、外国人観光客が多かったように思います。ただ、ディズニー(東京)は外国人に優しくないよねと感じたことが結構ありました。

 

最大の理由は、もちろん言語です。駅の場合、英語や中国語などで看板が書かれたり、アナウンスされたりします。かたやディズニーは、看板こそ英語表記がありますが、アトラクションの説明をするキャストの方々はもっぱら日本語で説明します。説明に関して言えば、視覚情報よりも聴覚情報の方が多い印象を受けました。

 

「ただいま美女と野獣の待ち時間は90分となっております。」

「これからジャングルクルーズに出発!」

「手荷物検査をしますので、バッグの中を見えるようにしてください。」

等々。

 

外国人は分かっていないだろうなと思いました。アトラクション自体は、日本語の説明がなくても楽しめるものもあります。イッツアスモールワールドであったり、プーさんのハニーハントであったり、乗り物に乗っているだけで幸せな気分になれます。ですが、タートルトークなんかは全く分からないでしょう。(日本語で亀がしゃべるアトラクション)

 

アトラクションに乗るまでも大変ですね。ディズニーは様々なルールがあり、日本人の私でもとても完全には理解できていません。DPAであったり、アーリーエントリーであったり。私などは、開園直後から、みんななぜ地べたにシートをひいて座っているの!?と思ったぐらいですから(パレードのため)。不文律とまでは言いませんが、マニア化しすぎてはいないか?と思います。まして外国人にとっては訳わからないのではと。

 

キャストの方々の英語能力はどうなのかなーと思っていたら、興味深い場面に出くわしました。

 

ディズニーには、乳幼児のためのおむつ交換ができる場所があります。そこに2歳の子を連れた外国人親子が来ました。どうやら唇が切れてしまったようです。氷で冷やしたいのですが、うまく日本語で伝えられず、困っていました。そこでキャストの方が取り出したのがポケトークです。簡単に言えば、翻訳機械ですね。かなり優れた機器で、私も仕事場で使ったことがあります。「なるほどねー。」と思いました。外国人の方もキャストの方も、言いたいことが伝わったようで安堵の表情でした。

 

キャストの方一人一人の英語力を向上させるよりも、今は便利な機械に頼った方が効率的ですよね。

 

総じてみて、東京ディズニーは外国人に優しくないのが私の結論です。

ただ、別に優しくする必要があるのか?と聞かれたら、NOというのも私の結論です。

 

なぜって? 黙っていてもディズニー(オリエンタルランド)は稼げるからです。外国人の方に来ていただくても大丈夫ですよ~と言っている感じがしました。強い企業ですね。